よくある九官鳥の輪唱。

ごく平凡な九官鳥の言うことは。

猛暑日にご用心。

自宅ダイケンキ♀の擬人化空奈が熱中症でぶっ倒れた話。

 

「暑い。暑すぎる。何なんだ本当に。」

そんな事をぶつぶつ言いながら、あたしは外を歩いていた。

 

暑いなら何で外にいるんだと思うだろうが、今は帰りたくなかったんだ。

 

それは今より少し前の時。ディスが相変わらず何かにぼそぼそと愚痴を言っていた。今回それがあまりにも長く、聞いててイライラしたから、「うるさい。すこし黙ってくれ」って言ったんだ。そしたらあいつが

「僕の勝手だろう。チビがいちいち文句言うんじゃない。」

って。

「誰がチビだこのブラコンイーブイがあぁぁ!!」

当然あたしはブチキレて、そこから喧嘩さ。

そしてあたしはつい家出してしまった。

・・・今考えるとすごくバカバカしいが。

 

んで、今こんな状況ってわけ。

帰ろうとは思ったが、今帰ったらディスにバカにされるに違いない。そう意地を張っていたんだ。

 

・・・にしても、ずっとこの状況が続くのはまずい。

水タイプは他の奴と比べ、夏バテしやすい。とりわけ身体の弱いあたしは特に暑さは苦手だ。

帰ろうか。いや帰りたくない。

 

ふらふら歩いているうちに、大きな木を見つけた。日陰も広い。

ちょうどよかった、とあたしはそこに向かって駆け出した。

はずだった。

 

視界がぐにゃりと曲がり、あたしは足を滑らせ転んでしまった。

「かはっ・・・!?」

まずい。起き上がれない。苦しい。

想像以上にあたしの体力は削られてしまっていたのだ。

・・・こんな所で不様に死ぬのか。情けない。

そうこうしているうちに、意識はどんどん遠のいていった。

 

それからしばらく、呼吸だけが続いていた。

その呼吸も突然苦しくなり、そこでなぜか意識が少し戻ったあたしは目を覚ました。

誰かがいた。そいつはあたしを何度も呼んでいた。

・・・誰なんだろう。今のあたしには分からなかった。

そしてすぐに眠気が襲い、また眠ってしまった。

 

また目を覚ますと、家にいた。誰かが運んでくれたらしい。

「・・・くーちゃん?」

モンブランの声だ。あたしを見ていてくれたらしい。

「皆ー!くーちゃんが起きたよー!」

起き上がるや否や、モンブランは仲間を呼んだ。

「くーちゃん!・・・よかった・・・!」

すぐにカイリが部屋に入ってきて、あたしの手を握った。

「ったく・・・心配させんじゃねえよ」

溜め息をつきつつ、クロノも入ってきた。

「あの頑丈なサリアスでさえふらふらしてんのに、お前なんかがこんな炎天下の中にいたらどうなるか、お前も分かってんだろ?第一、喧嘩なんかで家出するんじゃねえよ」

「・・・すみません」

あたしは素直に謝った。

「ほらディス。お前も謝れ」

「あーはいはいすみませんでした」

殴ってやろうかこのクソイーブイ。ディスのあまりの棒読み加減があたしの全神経を逆撫でした。

「・・・おい。」

「・・・ごめんなさい」

案の定クロノに睨まれ、今度は慌てたように謝った。ざまあみろ。

「まあ、助かっただけよかったです。しばらくはここで安静にしててくださいね?」

そう言って、カイリ達は部屋を出た。

 

そういや、あたしをあいつらより先に介抱してくれた奴の事を聞き忘れた。

誰だったのかな。声は確かここの誰でもなかったはずだ。

兄さんに似ていたような気がするが、それはありえない。兄さんはもうこの世にいないのだから。

・・・だとするとあいつか・・・?でもあいつはここを知らないはずだ。ここには運べはしない。

本当に誰だったんだろう。

考えてるうちにあたしはまた眠ってしまった。

 

 

以上、くーちゃんのお話でした!!((

まあ要は熱中症には気をつけろって事←

空奈は小さい頃の栄養不足と今も続く少食のせいで、身体がちょっと弱いんです。特に暑さには。

元気ではあるが健康ではない。そんな感じ((

空奈を介抱してくれた人についてはご想像にお任せします←←

ところでこの子は回復力は強いので翌日にはけろっとしてますが、熱中症って酷いと1~2年ずっと体調不良が続くらしいです・・・><

って事で皆さん気をつけてください!

ではこの辺で。

 

・・・にしても長いなオイ((

 

 

とある侍の昔話。

「俺があんなヘマをしていなければ。」

 

自宅ブラッキー♂の擬人化スキアの過去。

 

「くっ・・・!」

その少年は囲まれていた。

 

彼はこの村で革命を起こそうとしていた。

この村の長は悪徳な独裁者で、重い税を取り立て、長に少しでも逆らう者は徹底的に潰された。

この村に住んでいたある少女がそれに耐えられなくなり、村人に「革命を起こそう」と言ったのだ。

村人の大半はそれに賛成した。さっきの少年もまた、これに賛成した者の一人だった。彼もまた、この独裁政治に耐えられなかったし、それに、

彼はこの少女の恋人だったのだ。

 

その後準備を整え、彼らは長の領地に飛び込んだ。

だが長の従者はあまりにも強く、革命軍は追い込まれていた。

 

「・・・ちっ・・・」

彼は敵に囲まれ、どうする事もできなかった。それでも刀は下ろさなかった。

周りを見渡すと、少女が追い込まれていた。彼の恋人だ。

 

「そいつに近づくな!」

大好きな人のそんな姿を見て、自分が囲まれているのも忘れて彼は飛び出した。

「動くんじゃねえよ!」

敵の一人が刀を彼に振った。

「・・・うあっ!!」

刀は彼の左目のまぶたをかすった。

血が流れて目に入り、彼の視界を遮った。

それでも彼は敵を振り払い、大好きな人のもとへ行こうとした。

 

だがもう遅かった。彼女は既に腕を掴まれ、連れて行かれていた。

必死でそれを追いかけたが、彼もまた捕まり、連れて行かれてしまった。

革命は失敗に終わり、その後少女は処刑され、彼は村を追放されたという。

 

全てはここから始まったのだ。

 

 

・・・ハイ!というわけで、スキアの過去話でした←彼が包帯を左目にまくようになったのはここからなんです((

いきなり放置してすみませんでした((

いや修学旅行の写真でも載せようかとしたんですが、色々あって無理みたいです←←

ま、こんなかんじで私のブログをよろしくです。

始めました。

こんにちは。もしくははじめまして。

カノンことkanon-Qという者です。

 

私の主な活動はポケモン擬人化と創作でして。それでこのブログに、きまぐれながらもうちのポケ擬っ子のお話を書いていこうと思うのです。

まあたまにくだらない日常とかも書くかもですが((

 

とりあえず宜しくです。