よくある九官鳥の輪唱。

ごく平凡な九官鳥の言うことは。

だからあんたが嫌いなんだ。

力が無くて不幸になった小娘と力があったせいで不幸になった小娘のはなし。 「いいよなあ君は。特殊な力を持って生まれた選ばれし人で」 「・・・いきなり話しかけてきたかと思ったらまたその皮肉ですか」 眉間に皺を寄せ、露骨に嫌そうな顔をして空奈は振り…

うちのポケ擬っ子まとめ。

すっっっっっごくお久し振りですカノンです。 久々ですが今は創作のお話は色々あってあげられそうにないです・・・ というわけで今回はうちのポケモン擬人化メンツを纏めました。気になる子がいたらコメント等ご自由にどうぞ^^ ・無所属 クロノ(サザンドラ♂)…

寒いよ。

人肌が恋しくなる悪魔の話。 「・・・最悪。開いてないじゃん」 雪の積もった街の中、ぼそっと銀髪の小さな少女が呟いた。 この銀髪の少女、空奈は、カロスのミアレシティに新しい画材店が出来たから、美術館もあるし行ってみてはどうだとアグリから勧められ…

新世界。

一人の天使の誕生。 ー助けて。 しとしとと降る雨の中、小さな少女が一人横たわっていた。 寒い。お腹すいた。喉が渇いた。息苦しい。 少女の意識はどんどん薄れていった。 気がつくと、少女は見たことのない世界にいた。 体はやけに軽く、背には翼が生えて…

強がりな悪魔の戯言。

空奈が何か言ってるだけ。 小さい頃のあたしは素直で兄さんに甘えてばかりいた。 いつも兄さんに撫でてもらっていた。 兄さんの手が大好きだった。 今となっては自分でも信じがたい。 でもある日、兄さんは親父に殺されてしまった。 しばらくして母さんも過…

お前に会いたい。

スキアが昔を思い出してる話。 鮮やかな向日葵が覆い尽くしている花畑で、スキアは一人刀の手入れをしていた。 「あのガキ共・・・厨二病厨二病うるせえんだよ・・・たく・・・」 片目に巻いた包帯を、ついさっきロゼッタ達にからかわれて、苛々して外に出て…

カイリと愉快な生徒達。

カイリ(ピカチュウ♀)が校内散歩するだけ。 うちのポケ擬っ子たちで学パロ。長いです。そして勝手に他宅の子も出しちゃってます。 「暇だなあ・・・」 今日は部活も休みで、マネージャーの仕事も入っていない。普段が忙しいだけあって、何もすることが無い…

猛暑日にご用心。

自宅ダイケンキ♀の擬人化空奈が熱中症でぶっ倒れた話。 「暑い。暑すぎる。何なんだ本当に。」 そんな事をぶつぶつ言いながら、あたしは外を歩いていた。 暑いなら何で外にいるんだと思うだろうが、今は帰りたくなかったんだ。 それは今より少し前の時。ディ…

とある侍の昔話。

「俺があんなヘマをしていなければ。」 自宅ブラッキー♂の擬人化スキアの過去。 「くっ・・・!」 その少年は囲まれていた。 彼はこの村で革命を起こそうとしていた。 この村の長は悪徳な独裁者で、重い税を取り立て、長に少しでも逆らう者は徹底的に潰され…

始めました。

こんにちは。もしくははじめまして。 カノンことkanon-Qという者です。 私の主な活動はポケモン擬人化と創作でして。それでこのブログに、きまぐれながらもうちのポケ擬っ子のお話を書いていこうと思うのです。 まあたまにくだらない日常とかも書くか…