よくある九官鳥の輪唱。

ごく平凡な九官鳥の言うことは。

とある侍の昔話。

「俺があんなヘマをしていなければ。」

 

自宅ブラッキー♂の擬人化スキアの過去。

 

「くっ・・・!」

その少年は囲まれていた。

 

彼はこの村で革命を起こそうとしていた。

この村の長は悪徳な独裁者で、重い税を取り立て、長に少しでも逆らう者は徹底的に潰された。

この村に住んでいたある少女がそれに耐えられなくなり、村人に「革命を起こそう」と言ったのだ。

村人の大半はそれに賛成した。さっきの少年もまた、これに賛成した者の一人だった。彼もまた、この独裁政治に耐えられなかったし、それに、

彼はこの少女の恋人だったのだ。

 

その後準備を整え、彼らは長の領地に飛び込んだ。

だが長の従者はあまりにも強く、革命軍は追い込まれていた。

 

「・・・ちっ・・・」

彼は敵に囲まれ、どうする事もできなかった。それでも刀は下ろさなかった。

周りを見渡すと、少女が追い込まれていた。彼の恋人だ。

 

「そいつに近づくな!」

大好きな人のそんな姿を見て、自分が囲まれているのも忘れて彼は飛び出した。

「動くんじゃねえよ!」

敵の一人が刀を彼に振った。

「・・・うあっ!!」

刀は彼の左目のまぶたをかすった。

血が流れて目に入り、彼の視界を遮った。

それでも彼は敵を振り払い、大好きな人のもとへ行こうとした。

 

だがもう遅かった。彼女は既に腕を掴まれ、連れて行かれていた。

必死でそれを追いかけたが、彼もまた捕まり、連れて行かれてしまった。

革命は失敗に終わり、その後少女は処刑され、彼は村を追放されたという。

 

全てはここから始まったのだ。

 

 

・・・ハイ!というわけで、スキアの過去話でした←彼が包帯を左目にまくようになったのはここからなんです((

いきなり放置してすみませんでした((

いや修学旅行の写真でも載せようかとしたんですが、色々あって無理みたいです←←

ま、こんなかんじで私のブログをよろしくです。