よくある九官鳥の輪唱。

ごく平凡な九官鳥の言うことは。

カイリと愉快な生徒達。

カイリ(ピカチュウ♀)が校内散歩するだけ。

 

うちのポケ擬っ子たちで学パロ。長いです。そして勝手に他宅の子も出しちゃってます。

 

「暇だなあ・・・」

今日は部活も休みで、マネージャーの仕事も入っていない。普段が忙しいだけあって、何もすることが無いのには慣れてないなあ。

校内をふらふらしながら、私、カイリはそんなことを思っていた。

「・・・校内散歩でもしようかな」

この学校には、個性的な子がたくさん登校している。私の知らない子もかなり多い。なら散歩でそんな人たちに会うってのもいいかも。

ということで、私は校内散歩を始めた。

 

まずは柔道部。ロゼッタちゃんがこの部に所属している。

今日も元気に活動してる。運動が鼠のくせにからきしな私にとって少し羨ましい。

・・・妙に小さい子が多いような気もするけど。まあいいか。

 

次に図書室に行くと、メゾさんやシェナさん達文学部がいた。さとりちゃんや、部に入ってないはずのギルさんもいた。

さとりちゃんとギルさんの距離感が気になったが、それ以上にシェナさんの距離感が気になる。彼女はどうも人見知りというより人間嫌いのようだ。

 

ギルさんといえば、彼は生徒会長だけど、大丈夫なのかな。生徒会長は他にも二人いる。でもその一人のクロさんは、普段からやる気が無く、仕事をよくサボっている。もう一人のディスちゃんは真面目だけど、この学校の予算も考えずに、足の不自由なお兄さんのメゾさんのために校内全体をバリアフリー仕様にしてしまった。

こんな身勝手な二人にさぞ手を焼いているに違いない。

 

そう考えてるうちに、いつの間にかサッカー部のグラウンドに来ていた。

クロノさんが所属している部だ。

「キャプテン!流星ブレードです!」「超次元サッカーしてんじゃねえんだよおお!!」そんな会話が聞こえてくる。

 

そんなグラウンドの裏で、一人女子生徒がクロノさんを見つめていた。

コロネちゃんだ。私と同じ家庭科部。

彼女の手にはクロノさんの好きそうなお菓子。なるほど。

何となく察した私は聞こえないよう「頑張れ」といって、そっとその場を去った。

 

散歩の途中でリクさんを見かけた。一人の男子生徒を、自分が所属している科学部に勧誘しているようだ。ってことは、あの人が如月さんかな・・・?

彼はどんな人なんだろう。

 

体育館に入ろうとしたら、一人女子生徒が入っていくのが見えた。癖のついた銀髪、足の包帯、まさか・・・

「くーちゃん!この時期はダメって言ってるでしょ!!」

「うわあっ!?何だよいきなり!!」

やっぱり。彼女、くーちゃんこと空奈ちゃんはバスケ部だけど、少し身体が弱く、すぐ暑さでバテてしまうから、夏の間は参加を禁止されている。

「どうしてこんな所に・・・?」

「・・・あんたには関係ない。」

よく見ると、参加の割には荷物が少ない。でも見学なんてこの子がするかな。となると・・・

「・・・喜碑さんならもう帰っちゃいましたy」

「はあ!?いっいや別にあいつを見に来たんじゃないしっ!!てかあいつ関係ないし!!いい加減にしろバカイリ!!もう帰るっ!」

真っ赤な顔でそう言ったくーちゃんはすぐさま逃げてしまった。墓穴掘りまくりだよ。素直になればいいのに。

そんなくーちゃんは異母の妹サリアスちゃんに敬愛されている。それはいいけど、困ったことに彼女は何かと暴走しがちだ。この前も、彼が一体何をしたのか、喜碑さんがものすごい勢いでアシガタナを持った彼女に追いかけられていた。私が止めたけど。

同じような傾向がイカロス先生やヴリドラ先生にもある。スキアさんの刀と共にギルティさんに注射器やコンパスが投げ飛ばされていた。

 

・・・あ、スキアさんで思い出したけど、剣道部ってまだやってるのかな。

輪無さんに会いたいな。

そう思って剣道部のもとに来たけれど、もう終わったらしく、部員が出てきていた。

その中に一人、弟のクルリさんがいた。

「・・・あっあの、お兄さんってまだいますか・・・?」

「会いに来たのか。物好きだな。兄貴ならまだいるはずだ。」

「あっありがとうございます!」

クルリさんは演劇部のほうへ行った。イルニス君に会いにいくらしい。

そして私は、目の前の体育館へ入っていった。

 

カイリの周りは、いつだって平和なんです。

 

 

・・・長げえ。やっとできたよ・・・!((

いやあの、触発されちゃったんですはい←

とりま勝手に使っちゃってすみませんでしたorz